2009.08.04(Tue)
23:23
仕事の関係で文楽鑑賞に出かけました。
少しですが、舞台裏も見せていただけるということです。ラッキー♪
地下鉄の階段を上がると、幟が見えます。
1年ぶりの鑑賞でしょうか。なんだかドキドキしてきました^^
鑑賞するのは第2部の「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」です。
すれ違いを重ねる二人の恋物語です。
では、舞台裏に入ります。
楽屋入り口には神棚と人形が飾られています。
神棚はどこの楽屋にもありますが、人形が飾られているのはやはり文楽劇場ならではですね。
人形遣いの方は、この下駄をはいているそうです。
高い!
20cm以上はあるでしょうか。これを履いて舞台を駆け回っているんですって。
履かせてもらいました^^
高い分、ぐらつきはありますが、底をわらで覆っているからでしょうか、滑りにくくなっているようです。馬に乗る時などは、この3倍ほどの高さの下駄を履くそうです(驚!)
舞台背景です。
これは今回の第3場面「浜松小屋の段」の背景です。
この背景の前には、2場面の背景が、そして・・・
これが始め段「宇治川蛍狩りの段」の背景です。
蛍が飛び交う、最初の場面は幻想的で綺麗でした。
人形も見せていただきました。
人形は普通3人で扱うものですが、たくさんの人形が登場するときは1人で扱う人形もあるそうです。左がそれです。1人でも扱いやすいように重さは1kgくらい。
それに対して右が普通の人形、重さは3kg。持たせていただきましたが、確かに重い!
人形(かしら)は、色々な作品に出演します。右の方は「お福」さんというかしら名で、「生写朝顔話」では「下女 お鍋」という名で出演しています。作品によって、髪を結いなおしたり、着物を着替えたりしているそうです。役者と同じですね。
若手の人形遣いの方から、たくさんの話を聞いて、いよいよ鑑賞です。
このお話、14時開演で、終演が18時と、何と4時間もあったんです。でも、長さは感じませんでした。阿曾次郎(後に駒沢次郎左衛門)と深雪(後に朝顔)のすれ違いの恋路にはらはらドキドキで、見入っていました。人形の仕草や表情も豊かで美しく、素晴らしいものでありました。
この公演、8月5日までですが、お時間あればどうぞご覧ください。
今年は文楽劇場会場25周年記念で秋には「心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)」や「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」が上演されます。
こちらも楽しみです。もちろん、観にいきますよ♪
【国立文楽劇場】
住所:大阪市中央区日本橋1-12-10
電話:06-6212-2531
HP:http://www.ntj.jac.go.jp/
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